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【事業再生・会社再生の道しるべ】
・撤退
会社を再生させるにおいて、どうしても考えなければならないことがありま
す。
それは、採算がとれない事業分野からの「撤退」です。
経営者であれば、どうしてもいろいろなビジネスを手がけていきたい、と思
いがちになります。
私も一中小企業の経営者ですので、その気持ちはとても分かります。
しかし、しばらくやってみて、どうしても売上が伸ばせなかったり、黒字に
ならなかったり、利益が少ないのに人員・時間・エネルギーがとられてしま
う事業になってしまう場合もあります。
その場合は、その事業からの「撤退」を考えるべきです。
「撤退」を考えるにあたっては、部門別の損益が分かるようにすることが大
事です。
そして、その事業がどれぐらいの利益なのか、もしくは損失なのか、その事
業を行うことによって会社にプラスになるのかどうか、たいして利益もない
のに経営者がエネルギーをとられてしまうことはないかなど、いろいろ検討
し、「撤退」を考えます。
もちろん、その事業が今は赤字でも将来大きく伸びそうであれば撤退はせず
事業を育てていく、という選択肢もあります。
ただ、せっかくはじめた事業、なかなか「撤退」に踏み切れないでしょう。
私自身の会社も、売上に占める割合が1%の事業を3つ、撤退することにし
ました。
その3つの事業は、わずかながらも毎月利益が出ていて、それが撤退にちゅ
うちょする一番の理由でした。
しかしその事業にとられる時間とエネルギーを考えると、残り97%の事業
に注力した方がよいと考えたのです。この97%の事業の方は将来も大きく
伸ばしていけるものであり、こちらを伸ばしていきたいと考えました。
この3つの事業にエネルギーをとられ、残り97%の事業へのエネルギーを
その分、注ぐことができない状態が続いていました。
しかし、あるコンサルタントに相談したところ、はっきりと「撤退」のアド
バイスをいただいたので、踏み切ることができました。
「撤退」、ふみきれるといいのですが、経営者の気持ちとしてなかなかふみ
きれない場合も多いかと思います。
その場合は、コンサルタントや顧問税理士、まわりの人などに相談してみる
のもよいでしょう。
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